鹿児島旅行記その1
桜が咲いてます♪ 春ですねえ。
春は南からやってくる♪ 先月お店のみんなで鹿児島に「研修旅行」いたしました。暖かくて昼間は上着がいらないほどでした。一足先に桜も見ることができたし、お天気に恵まれて最高でした。
鹿児島といえば、うちのお客様で鹿児島の出身の力士が多い相撲部屋の親方がいらっしゃるのですが、先日いらした時のこと。
「うちの若い者が、おいしいお店があるっていうから話を聞いてみたら、そよいちさんのことだったんですよ(笑)お互い知らないで食べに来てたんです。」
思い当たります。両国から大きな体で自転車に乗って、他のお相撲さんや床山さんと連れだってご来店くださるあのお相撲さんのことです。ソテーが好きで、あ、親方もソテー派ですけど。鹿児島は豚肉がおいしいところだから、皆さんビフカツよりポークのお料理のほうがお好みなのかもしれません。
そのお相撲さん、どことなく九州男児っぽいお顔立ちなんですよ。実は旅行の時にお願いした観光タクシーの運転手ガイドさんにどことなく似てるんです。眉がしっかりしていて。西郷さんみたいな顔?(笑)温かみのある顔です。それは心の温かさがにじんだお顔なのでしょう。
鹿児島は指宿のホテル、秀水園。お料理旅館と呼ばれていると、親方がおっしゃってました。確かにお料理がほんとに素晴らしかったです。和食のコース料理ではあるんですけど、たとえば柿の中をくりぬいて牡蠣のクリーム煮を入れてグリルしてあるものとか、

この味付けはどういうふうになっているのかしらと思いはしてもそのおいしさにどんどん食べてしまってさあ、大変。あとでちょっと苦しくなってしまったほどです。なのに仲居のやすこさんが、(担当の仲居さんのお名前がお部屋の入口に書いてあるんです)
「後ほど、お汁粉お持ちしますね。お餅は入ってないからさらっと召しあがれると思います」
えー、もう入らないんです。。。
「もしもうお腹がいっぱいでしたら、冷めてから冷蔵庫に入れておけば、明日の朝、温泉に入った後に冷や汁粉で召し上がれば、おいしいですよ」
あ、それはグッドアイデア。。。♪
などと、もう空きがないはずのお腹でつぶやいている私でした。
ところが、この朝汁粉をやった後、夕餉のフルコースみたいな朝食が並ぶ御膳を見て、激しく後悔しましたけど(笑)うーん、おいしいのに、もう食べれない。。。
どちらかというと、こうして個人的なお世話をしていただくサービスが苦手なほうなんですが、やすこさんはいつも温かい笑顔で、私たち、心も温泉につかったみたいにくつろげました。
観光タクシーのガイドのおさむちゃん(そう呼んでくれっていわれました、笑)も楽しい人でした。1日使って指宿のいろいろな観光スポットへ案内していただきましたけど、移動中も楽しいお話でつないでくれます。
「指宿は温泉が豊富で、あふれるほどなんで余ったお湯を川に流しているんですよ。だから、ほら川から湯気が出てるでしょ?」
わあ、ほんとだ。
「時々、芋のジュースの飲みすぎか、車ごとあの川で温泉に浸かっている人がいますねえ(笑)」
車ごと?!それって、おさむちゃんの車の話じゃあないですよね?!
「こっちの人はね、みんな自分なりの芋のジュースの飲み方があるんで、仕事が終わって家で晩酌するときは、ジュースの瓶とお湯の入ったポットを手元において、手酌でやるんですがね、」
はい、皆さん、芋のジュースってなんだろう?って思われました?薩摩名物の芋からつくった、えーと、おいしいおいしい、とても気分のよくなるあれですよ、あれ。
「わたしらのような観光ガイドは、観光のオフシーズンはほんと暇で、つまり無収入になってしまうんですが、そんな時、気の利いた女房なら農家の手伝いにいって、オクラの袋詰めなんかして1日7000~8000円稼いでしまうんですよ。
まあ、これはどこの誰のうちの話ってわけじゃあないんですが、とにかく、
そんなわけでそういう時期は、いやあ晩酌で1杯目、うまいっと飲みほして、さて2杯目、瓶に手を伸ばして女房が知らん振りをしてたら問題なし。もし、ですよ、もし、手を伸ばしたらギロッてにらむようなら、その晩は、はい、それまでよ!なんです。
そのかわり、正月だ、なんだ、で大忙しの時期は、それこそ、もうね、
顎でつかってやりますよ!はははははは!」
やっぱり、おさむちゃんの自分のおうちの話のようですね(笑)
こんな調子で笑わせてくれながら、指宿周辺の主だった観光ポイントに次々と案内してくれました。いやあ楽しかったなあ。鹿児島ラーメンも食べたし。「南州ラーメン」というお店でしたが、ここはボクサーの渡嘉敷さんが暖かい指宿で練習をしてたとき、毎日のように寄っていたお店とのことでした。夫も元ボクサーなので、何か縁みたいなものを感じましたね。ラーメンは太めの麺で、とろとろのおつゆの味がよくからんでおいしゅうござました。お勧めです。
なんだか口に入れるもののことばかり書いてしまいましたが、この日の観光のメインは薩摩伝承館でした。奈良の平等院をモチーフにした素晴らしい建物が、それはまた美しい松林の中に建っていました。それから、芋焼酎の工場見学と試飲など、長くなっちゃうから、次のエントリーにさせていただきます。続く…。
春は南からやってくる♪ 先月お店のみんなで鹿児島に「研修旅行」いたしました。暖かくて昼間は上着がいらないほどでした。一足先に桜も見ることができたし、お天気に恵まれて最高でした。
鹿児島といえば、うちのお客様で鹿児島の出身の力士が多い相撲部屋の親方がいらっしゃるのですが、先日いらした時のこと。
「うちの若い者が、おいしいお店があるっていうから話を聞いてみたら、そよいちさんのことだったんですよ(笑)お互い知らないで食べに来てたんです。」
思い当たります。両国から大きな体で自転車に乗って、他のお相撲さんや床山さんと連れだってご来店くださるあのお相撲さんのことです。ソテーが好きで、あ、親方もソテー派ですけど。鹿児島は豚肉がおいしいところだから、皆さんビフカツよりポークのお料理のほうがお好みなのかもしれません。
そのお相撲さん、どことなく九州男児っぽいお顔立ちなんですよ。実は旅行の時にお願いした観光タクシーの運転手ガイドさんにどことなく似てるんです。眉がしっかりしていて。西郷さんみたいな顔?(笑)温かみのある顔です。それは心の温かさがにじんだお顔なのでしょう。
鹿児島は指宿のホテル、秀水園。お料理旅館と呼ばれていると、親方がおっしゃってました。確かにお料理がほんとに素晴らしかったです。和食のコース料理ではあるんですけど、たとえば柿の中をくりぬいて牡蠣のクリーム煮を入れてグリルしてあるものとか、

この味付けはどういうふうになっているのかしらと思いはしてもそのおいしさにどんどん食べてしまってさあ、大変。あとでちょっと苦しくなってしまったほどです。なのに仲居のやすこさんが、(担当の仲居さんのお名前がお部屋の入口に書いてあるんです)
「後ほど、お汁粉お持ちしますね。お餅は入ってないからさらっと召しあがれると思います」
えー、もう入らないんです。。。
「もしもうお腹がいっぱいでしたら、冷めてから冷蔵庫に入れておけば、明日の朝、温泉に入った後に冷や汁粉で召し上がれば、おいしいですよ」
あ、それはグッドアイデア。。。♪
などと、もう空きがないはずのお腹でつぶやいている私でした。
ところが、この朝汁粉をやった後、夕餉のフルコースみたいな朝食が並ぶ御膳を見て、激しく後悔しましたけど(笑)うーん、おいしいのに、もう食べれない。。。
どちらかというと、こうして個人的なお世話をしていただくサービスが苦手なほうなんですが、やすこさんはいつも温かい笑顔で、私たち、心も温泉につかったみたいにくつろげました。
観光タクシーのガイドのおさむちゃん(そう呼んでくれっていわれました、笑)も楽しい人でした。1日使って指宿のいろいろな観光スポットへ案内していただきましたけど、移動中も楽しいお話でつないでくれます。
「指宿は温泉が豊富で、あふれるほどなんで余ったお湯を川に流しているんですよ。だから、ほら川から湯気が出てるでしょ?」
わあ、ほんとだ。
「時々、芋のジュースの飲みすぎか、車ごとあの川で温泉に浸かっている人がいますねえ(笑)」
車ごと?!それって、おさむちゃんの車の話じゃあないですよね?!
「こっちの人はね、みんな自分なりの芋のジュースの飲み方があるんで、仕事が終わって家で晩酌するときは、ジュースの瓶とお湯の入ったポットを手元において、手酌でやるんですがね、」
はい、皆さん、芋のジュースってなんだろう?って思われました?薩摩名物の芋からつくった、えーと、おいしいおいしい、とても気分のよくなるあれですよ、あれ。
「わたしらのような観光ガイドは、観光のオフシーズンはほんと暇で、つまり無収入になってしまうんですが、そんな時、気の利いた女房なら農家の手伝いにいって、オクラの袋詰めなんかして1日7000~8000円稼いでしまうんですよ。
まあ、これはどこの誰のうちの話ってわけじゃあないんですが、とにかく、
そんなわけでそういう時期は、いやあ晩酌で1杯目、うまいっと飲みほして、さて2杯目、瓶に手を伸ばして女房が知らん振りをしてたら問題なし。もし、ですよ、もし、手を伸ばしたらギロッてにらむようなら、その晩は、はい、それまでよ!なんです。
そのかわり、正月だ、なんだ、で大忙しの時期は、それこそ、もうね、
顎でつかってやりますよ!はははははは!」
やっぱり、おさむちゃんの自分のおうちの話のようですね(笑)
こんな調子で笑わせてくれながら、指宿周辺の主だった観光ポイントに次々と案内してくれました。いやあ楽しかったなあ。鹿児島ラーメンも食べたし。「南州ラーメン」というお店でしたが、ここはボクサーの渡嘉敷さんが暖かい指宿で練習をしてたとき、毎日のように寄っていたお店とのことでした。夫も元ボクサーなので、何か縁みたいなものを感じましたね。ラーメンは太めの麺で、とろとろのおつゆの味がよくからんでおいしゅうござました。お勧めです。
なんだか口に入れるもののことばかり書いてしまいましたが、この日の観光のメインは薩摩伝承館でした。奈良の平等院をモチーフにした素晴らしい建物が、それはまた美しい松林の中に建っていました。それから、芋焼酎の工場見学と試飲など、長くなっちゃうから、次のエントリーにさせていただきます。続く…。
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