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そよいちの味

新生開店より11年目に入りました。東京オリンピックまでは続けようを合言葉に。ビーフかつれつの店 「そよいち」にて日々思う事

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火の用心

年末になると、町内会の役員の方が夜回りをしてくださいます。関東は冬やたら乾燥しますし、年末のあわただしい中でつい火の元の確認を忘れたりしないようにと、拍子木の音もなんとなく澄み切って聞こえる冬の夜。「火のよう~じん!

特に私たち飲食店は、水商売ともいいますが、火の商売でもあります。火がなかったらお料理できませんもん。
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すごいでしょう?ソテーの仕上げのフランベしているところです。実はガス台が前より火力の強いものになっているので、火も、より高くあがるようになってしまったんですよね。そんなわけで、うちこそほんとうに「火の用心」です。

心配してくださったお客様が、こんないいものを持ってきてくださいました。
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これは何でしょう?その封を開けてみると…。
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これはね、にんべんさんの「火除けの門松」なんです。

封に一緒に入っていた説明書きによると、江戸時代、現在の室町のあたりにあったにんべんさんの2代目店舗は、堅牢な土蔵造りで、享保6年(1721)の建築以来度重なる火災にも類焼をまぬがれて残り、大正12年の関東大震災でおしくも焼失するまで200年以上も江戸っ子たちから親しまれていたそうです。

そしていつの頃からか竃神(かまどがみ)にお供えする「荒神松(こうじんまつ)」との結びつきから「にんべんの門松は火災除けになる」という俗信が生まれて、店先に飾られた門松は我先にと松の葉をむしり取られて、正月を迎える前に丸坊主になってしまったということです。

今回この故事にならい、にんべんさんのご厚意で荒神松の穂先が配られたのだそうです。お客様は、いくつかあるので、そのうちの一つをうちに分けてくださったんです。ありがとうございます。

さっそくライスロボの(かまどの)そばに飾らせていただきました。M先生がきれいに金のゴムをつけて固定してくださいました。
ninben.jpg
なんだか心強く思えるじゃありませんか。これが目に入ったら、きっと火の元をきちんと確認せずにはいられません。

他にもお店の中にお供え餅やらお正月飾りを置きました。
mochi.jpg
nanten.jpg

南天、きれいでしょう?南天って難を転ずるという意味があるんですって。水引でできた二羽の鶴は、また別のお客様からいただいたものです。美しくてめでたい鳥ですね。日本の冬ってなんて綺麗なんでしょう。

これで準備万端。今年もあとわずかですね…。

お店は年内30日まで営業いたしますが、これをもって「そよいち」の年末のご挨拶とさせていただきます。

皆様新しい年を平安に迎えられますようにお祈りいたします。1年間ほんとうにありがとうございました。
年始は4日より営業いたします。どうぞ、来年も変わらぬご愛顧お願い申し上げます。
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