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自分

えーと、某テレビ番組で先代の父が、初め和食の修行をしたと放送されたそうですね。あれ~?どこでどうしてそんな話になったのやら。父は実は外のお料理屋さんで働いたことなど一度もございません。恥ずかしながら全て見よう見まねで独学で学んだんです。そのことは以前もちょこっとお話ししましたね。

ポークソテー物語
http://sotokichi.blog36.fc2.com/blog-entry-138.html

外吉の名前の通り、おまえは外でがんばってこいと富山の実家をオン出されてやってきました東京。初めは印刷工として働いていたのだそうです。人生なんてわかりませんね。それがいつのまにやら洋食屋のおやじ。でもね、父は昔から料理好きだったんです。よく自慢してたのが、どじょう

子供のころ川に入ってどじょうをつかまえれば、家に持って帰って自分で器用にさばいて蒲焼にしたんだぞってね。大人になっても釣り好きでおっきな魚が釣れたら、店の裏で出刃包丁ふるいながら、魚やさんになってました(笑) 刺身、煮つけ、照り焼き。。。一週間ずっと、ヒラマサづくしとか、あの頃は幸せだったなあ(よだれ

父は修行はしたことはないんですけど、大好きな趣味とか大事な仕事だと思うと、凝り性になるんですね。努力してるというより、それが当たり前みたいになっているようでした。だから、学校へ行ってわざわざ料理を覚えるなんて、父からすると、何の役にも立たないってお店で言いきっちゃって(笑)

その時、カウンターに座ってらしたのが、服部先生だったんですよ(^_^;)
姉と私はすぐ気がついて、一生懸命父にサインを送りましたが、父は先生に全く気がつかず、まだ威勢よく、「料理なんざ、自分で覚えるもんだ」とかなんとか言ってる(^_^;)
でも服部先生はニヤニヤしてらして(^_^;)

死ぬかと思いました。

ずいぶん後になって、姉が先生に、
「覚えてらっしゃらないかもしれませんけど、以前父が失礼なことを申し上げました。。。」って謝ったら
「いや、あの通りだよ!」と笑い飛ばして下さいました。

最後に一番大事なのは自分。自ずと学ぼうとする自分、なのかもしれませんね。もちろん学校だって大切です。道しるべをくれる学び舎は大事です。でもそこで学ぼうとする自分こそ一番、なのだと思いました。

もう父はいないけれど、学ぶ自分はここにいる。そうなんですね。


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